はじめに

石井紘基は旧民主党の衆議院議員で2002年に特別会計の闇を暴いて殺された人です。特別会計とは日本国の財政のでたらめさを象徴する制度で、一般会計が100兆円ほどとすると特別会計は400兆円弱。石井議員が暴くまでは国民の目から隠されていました。つまり石井議員が暴くまで政府、役人、御用企業は国民の見えないところで400兆円を自由に使うことができたのです。石井議員の死後、財務省は特別会計の存在を公表するようになりました。石井議員を殺した犯人は裁判で「私怨から殺した」と証言して無期懲役を言い渡されましたが、その後、刑務所でテレビ朝日に殺人は依頼されたものであったことを暴露しました。しかしだからと言って警察が動くわけでも、旧民主党議員が動くわけでもなかった。

石井紘基.net にようこそ。管理人の大村けいすけです。きわめて短い期間でしたが石井紘基議員の秘書をしていました。このサイトを立ち上げた目的は日本の破産が目の前に来た今こそ若者たちに石井議員の存在を知ってもらうためです。今の日本で最も底辺に追いやられ、未来を奪われているのは若者たちです。彼らには仕事がなく、お金がなく、そして未来がない。大企業は過去の資産を守るのみで若者たちには仕事を回さない。政府は借金を膨らませて関係者に仕事を回すけれどもその借金を背負うのは一体誰なのか? 今、社会の底辺にいる若者たちではないでしょうか。若者たちに仕事を与えず、ただ借金だけを押し付けているのが今の日本の姿なのです。

80年代バブルのころ、日本にはお金が有り余っていました。余っているなら使うに越したことはないと誰もが遠慮なくお金を使っていた。そしてそれは政府関係者も同じことで、国民の目から隠した特別会計をあたかも自分の金のように使っていた。そこで石井議員は「このままでは日本が破産してしまう」と危機感を抱き、誰の助けも借りずたった一人で議員の国政調査権を駆使し、特別会計の存在を調べ上げました。そしてその存在を国会で追及し始めると、約半年後に殺されてしまった。その事実だけでも日本にとっては十分な悲劇ですが、さらなる悲劇は旧民主党が石井議員の仕事を引き継ごうとせず、記憶から抹殺してしまったことです。旧民主党は石井議員の仕事は引き継がなくてもそれまでの成果だけは最大限に活用し、「特別会計を見直せば財源をひねりだせる」と自民党を攻撃して(霞が関埋蔵金)政権を取りました。しかし1年ごとの首相交替ののち3年で旧民主党は倒れ、安倍長期政権が誕生しました。日本の切り売りは安倍政権に始まったことではありませんが、もはや野党は何の脅威でもないことを知った安倍政権はそれこそ遠慮なく国家のお金をバラまきました。インドに3兆5000億円、ASEANに2兆円、中国の緑化に100億円、アフリカに3兆円などなど合計で海外に120兆円。クールジャパンでは吉本興業や秋元康に500億円、東京オリンピックは3兆円。

日本の破産はもはやまぬがれ得ぬ運命です。そしてその時が来たとき、若者たちはなぜ日本が破産したのか理由を探ろうとするでしょう。その答えが石井紘基議員にあります。大人たちがバブルをエンジョイしている間、政府と役人は財政を私物化した。それを暴いた議員がいたが暗殺された。仲間の議員たちはその仕事を引き継ぐことなく、ただ成果だけを利用した。国民も深くは知ろうとしなかった。そして石井紘基は忘れ去られた。

石井紘基がこの世を去って18年。今、立ち上げなければ永遠に忘れ去られると思ってサイトを立ち上げました。少しづつ消えつつあるネット上の情報をこのサイトに集め、データベース化できればと思います。そしていずれ日本が破産した時、「答えは石井紘基にある」が常識になってくれたらこのサイトの目的は達成されたことになります。

2020年6月24日